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アイルランド英語&エール語の語彙 投稿

 アイルランドで使用される特徴的な表現/語句 《Eng & Ir》

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Irish Slang (part two)

「Sorry」
これは謝罪の意を表すというより'Excuse me' や 'Pardon'、'I'm afraid'の代わりに使われる。
随分前に何処かの英語教師(アイルランド人)が「アイリッシュは常に申し訳なさそう'apologetic'にしている民族だ。」と言っていた。勿論冗談である。(純粋に謝罪をする場面以外では)人ごみを掻き分ける時、異論を唱える時、聞き返す時、または他人の注意を引く時などにも「Sorry!」。便利な言葉である。UKでも前述したような場面でよく聞かれる表現だとか。

「Give out」
'complain', 'vent'または'rant'などと同義で、特殊だがアイルランドでは普通に使われる熟語。「不満/苦情/不平を言う/漏らす」「文句を言う」「愚痴る」という意味。「なくなる」という意味では殆ど使われない。周りにしょっちゅうgive outしている連中が何人かいてワハハ別の連中から「彼/彼女があんな/こんな事をgive outしていた。」という噂話を絶えず聞く。
Person A: "I eat like a cow but can't gain weight!"
Person B: "What are you giving out about? I'd love to be able to eat whatever I want without gaining anything!!!"
Person C: "Don't mind her. A is always giving out about something."

「Usedn't to」又は「Usen't to」
'used not to'の短縮形で'didn't used to'と同義。文法的には正しくないかもしれないが、ここでは一般的に使われている。発音は'ゆーすんとぅ'。"I go abroad on holiday now, but I usedn't to." や "I usedn't to like him much when we were at school."などの様に使用する。UKやオーストラリアでは古ぼけた表現に聞こえるようだ。

「Culchie」(複数形culchies)
特にダブリン市民がダブリン以外の地方(出身)の人を指してこう呼ぶ。「田舎者」あるいは「田吾作」などを意味する、ちと軽蔑的な言葉である。'かるちー'と発音。'agricultural'の略語。そう呼ばれると決して良い気分はしないと思うが時々誰かが「I'm a Culchie and proud of it!」と言っているのを耳にする。本音と皮肉が入り混じった発言なのだろう。以前は'Bogtrotter'という表現もされた様だが、これはダブリン市民も含めてアイルランド出身者に対する中傷的な語でもあるらしい。

「Jackeen」(複数形jackeens)
'culchie'を取り上げたからにはこれを無視する訳にはいかない。'じゃきーん'と読む。意味は「ダブリン市民」(Dubliner)。ダブリン以外の地方(出身)の人々がダブリン人を指してこう呼ぶ。これもまた少々相手を見下した言い方である。一部のダブリナーズは自らを'Jackeen'または'Jack'(Jackeenの略称、複数形はJacks)と呼ぶようだ。

 

❖ 次回は「Banjaxed」「Nixer」「Amn't」など。

 

 

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